新しい絵を追加しました&最近絵について考えたこと
ギャラリーに新しい絵を追加しました。
季節外れの夏の絵です。また、夏に出かけた横須賀の海辺を描きました。同じ場所を前も一回描いてます。 私は夏が大好きで、絵に描くのも夏が一番好きです。強い光と濃い影が好きなのです。
そういえば、昔(6,7年前?)毎日ブログを描いていたことがあって、 その時は、自分の思うように絵が描けなくて(今ももちろん完璧ではないが)、どっちに向かっていいのか分からなくて、 それを文章に書くことで頭の中を整理してました。
私生活でも、まだ色々に選択すべきこととかがあって、結構自分の時間もあるので、思いっきりいろんなことを考えてました。だから描くことは沢山あって、いくらでも文章が書けました。
子供が生まれてからは、今は考える時間は減り、ドンドン目の前のやるべきことを消化していって、それでサッパリ一日終わりというようなかんじです。それはとても生きているという実感の伴う毎日です。私は、絵に対して考えすぎる傾向があったので、ある程度時間が縛られてからのほうが、技術は幾分すこしは進歩?した気がします。少なくとも大きなマイナスはなかった気がします。
子供がいるということは、考える時間を奪うけど、逆に考えすぎることもなくなるし、それはそれでいいのかもしれないが、ただ「考えすぎる」ということがやっぱり創作の源だったりするので、これはプラスだかマイナスだかわかんないなあと思います。でも、まあそんなのいいじゃないかとも思います。
今は、絵について文章に描くことがあるかというと、さほどないというか、よく言えば迷いとかが減って、方向性が明確になったといえるのかもしれないけど、描いていてしんどさは減って心地よさが増えていて、でもそれでいいのかなとちょっと思ったりします。ドMなんですかね?
絵を描く場合、ある程度は常に混沌としていたほうがいいんじゃないかと思います。 さすがに10年以上描いていて、まだ初心者みたいに混沌としてたらヤバいとは思いますが、絵ってスッキリしすぎるとつまらないかなあと思います。絵の3%くらいにちょっとした戸惑いとか迷って重ねて描いて汚い部分がちょこっとあったりするほうが、断然素晴らしい絵になると思います。
でも、「混沌として迷う状態、色々な可能性を模索したい状態」に入るか入らないかというのは、そもそもコントロールできないから尊いんであるからして、意識的に「迷いたい!迷える子羊になりたい!」と思うのも逆に不自然な気がする。
やっぱり、あるがままにやってくしかないよね、という結論に至りました。